どうも、スズキです。日本ではちょっと前から黄砂ってやつが遠くから飛んできて、えらい騒ぎになっていましたね。陸も大変だったみたいですが水の中も同じでしてね。この間まで水面にきれいな桜の花びらが見えたのに、気がついたら砂埃がうっすらと幕を張っちゃって。水草が育たなくなる前に、砂は沈むか流れるかしてほしいですね。エジプトでは今でも2月終わりから3月始めにかけて「ハムシーン」と呼ばれる砂嵐が来るんですよ。ひどいときには伸ばした手の先が見えないとか、砂粒がビシビシ当たって痛くて大変とか言いますけど、毎年のお約束らしいです。この砂嵐、同じものかどうかは知りませんが古代エジプトの歴史にも登場するんですよ。アケメネス朝ペルシアのカンビュセス王がエジプトに攻め入って、さらに砂漠に兵を進めたとき、目的地に着く前に兵たちは全て砂嵐に巻かれて消えてしまったそうなんですよ。カンビュセス王は別の所にいたから無事だったんですが、軍隊が皆消えちゃう砂嵐ってどんななんだ、と思いますねぇ。川なんてすぐ埋まっちゃいますよ。そうしたら私なんかすぐに干物です。くわばらくわばら。ではまた。