こんにちは、スズキです。聞いた話なんですが、鮭さんて水の匂いを頼りにして生まれ故郷の川に戻ってくるって話ですね。いや、鼻がきくんですなぁ。確かに人間は「鼻曲がりの鮭」はうまい、とか穏やかじゃないこと言ってますよね。やっぱりひと味違うんですかねぇ。古代エジプト人も香りには結構うるさかったらしいんですよ。「練り香」をつけてパーティーに出席してるんですから。この練り香、動物性の油に香料を練り込んで作るんです。それを頭の上におにぎりを載せるみたいにのっけて、体温で溶けるに任せていい香りを振りまくんですよ。なんだかベタベタになりそうですが、洗濯は使用人がするからいいんですかね。壁画にも宴席でおにぎり、じゃなくて練り香を頭の上に乗っけてる婦人たちが描かれたものがありますよ(大英博物館蔵EA37984、https://www.britishmuseum.org/collection/object/Y_EA37984 )。
そのまねをしたわけじゃないとは思うんですが、うちの30番目くらいの娘がパーティーだとかでいい匂いをさせてウキウキ出かけていきましてね。変な虫がつくんじゃないかって心配で。いや、寄生虫じゃなくてですね。そんな話をお母ちゃんにしたら若い頃、親に同じこと言われたって。お義父さんのお墓参りに行こうかな・・・