黒色研磨碗
材質 | 土器・陶器 |
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地域 | ヌビア |
文化 | その他 |
サイズ | H11.2×W9(cm) |
SK番号 | SK120-00-000 |
説明 | 表面に不整格子形の刻帯文を施し、白色顔料を詰める。器体は薄く(約4mm)軽い。上エジプトのいわゆるPan-Graveおよびヌビアで出土する。 C群土器・・C群土器はヌビア考古学の用語で、C群民の手によるものである。彼らは下ヌビアに紀元前2200年頃出現し、エジプトの第18王朝初期(紀元前1550年頃)には消滅した。上ヌビアのケマル文化やエジプトの平鍋底形墓文化(Pan-grave Culture)とほぼ並行し、三者間には文化的にも共通性が見られる。C群民は牧畜農耕民で、ナイル沈泥を使用した黒色研磨白色刻線文に代表される独特な土器で知られる。文様には各種の幾何学文が多く、器面全体に施された。120 |