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AENET遺物検討会を開催しました

 3月29日に本学文明研究所主催「東海大学所蔵古代エジプト及び中近東コレクション(AENET)の収蔵品検討会」を開催しました。

東海大学AENETコレクションには約6000点の遺物が収蔵されており、中には世界の美術館・博物館にあまり類例のない珍しいものや、パピルス文書などがあります。しかし、このコレクションを常時展示できる場所が無く、一般の方々にお目に掛ける機会があまりありません。オンライン上で徐々に公開をしてい行こうと考えていますが、公開のために必要な基本情報が不明なものも多いのが現状です。

そこで、今回は日本のエジプト考古学やエジプト学をけん引して活躍中の研究者をお招きし、収蔵庫にて遺物を公開し検討する会を開催しました。参加した研究者は10名、大学院生と学部生が棚卸ボランティアを担ってくれました。

コレクション収蔵パピルスの再考

検討会では、パピルス文書、土器、木製品や石製品を観察し、文書の内容、遺物の機能や時代推定など各所で熱いディスカッションが繰り広げられ、非常に充実した会でした。会合は5時間の長丁場でしたが、とても短く感じられました。今回の会合がコレクションのHP基本情報充実につながるように体制を整えて行きたいと思います。

来年度も同様の検討会を開催予定です。

ご来学の皆様、ありがとうございました。

 

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